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Đề Thi Tiếng Nhật

Đề Thi JLPT N2 12/2023

問題 10 次のいからにらいの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
(1)
インタビューでは準備も重要だが、実際のインタビューの場面になったら、いったんその準備で得たものをすべて捨てなくてはならない。そして、相手の話を真剣に深く聞き、その人が何を言わんとしている(注1)のか、丸ごと(注2)捉えて、そこで出てきた素晴らしい言葉、豊かな言葉、言葉に込められた大事なメッセージをしっかりとつかむことこそが必要なのだ。そこから良い対話が生まれてくる。良いインタビューは、次の質問を忘れて相手の話を聞けたときに初めて行えるものなのだ。

(注1) 言わんとしている: 言おうとしている
(注2) 丸ごと:そのまま全部
52) インタビューについて、筆者の考えに合うのはどれか。
(2)
以下は、ある会社で全社員に送られたメールである。

社員各位

わが社の人気商品「緑山牧場チーズ詰め合わせ」を、定価の30%引き(割引後3,500円)で社員向けに特別販売します。

購入希望者は、添付の申込書にお名前と購入数をご記入のうえ、3月9日までに営業課までメールでお申し込みください。通常、社内販売の支払いと商品のお渡しは経理課で行っていますが、今回は営業課で行います。代金と引き換えに、その場で商品をお渡しします。お渡し期間は3月16日から19日の間です。

以上、よろしくお願いします。

添付ファイル: 3月1日 「緑山牧場チーズ詰め合わせ」 申込書

営業課 安井
53) 「緑山牧場チーズ詰め合わせ」を社内販売で購入したい社員は、期日までに営業課にメールで申し込んだあと、どうすればいいか。
(3)
鳥は日常的に目であたりを観察し、自身の生活にとって重要なものかどうかを見分け、必要なものを優先的に記憶しながら暮らしています。野生(注1)と飼育下(注2)では、そこに存在するものがちがっているため、重要と判断されるものも大きく変わってきますが、判断のしかた自体は変化しません。重要なものは詳細に、そうでないものはさっと流すくらいの注意で見る、というやりかたです。そして、重要と判断されなかったものは、どんどん記憶のなかから消えていきます。

(注1) 野生: 自然のなかで生きている状態
(注2) 飼育下: 飼われている状態
54) 鳥の記憶について、筆者の説明に合うのはどれか。
(4)
以下は、ある町の掲示板に貼られていた文書である。

10月5日

住民の皆様へ

ごみに関するお願い


最近、「可燃ごみ」の回収日に衣類・布類が多く出されています。しかし、市の規則では、衣類・布類は毎週火曜日の「資源ごみ」の回収日に出すことになっています。資源を有効に活用するため、決められた回収日に出してください。

衣類・布類は、市内8か所の公共施設に設置してある回収ボックスでも回収しています。回収後は、中古の衣類として再使用したり、工場で再生利用したりします。ご協力をよろしくお願いします。

竹川市役所 市民生活課
55) この文書で最も伝えたいことは何か。
(5)
自分が常識と思っていたこと、そうして見えない枠として自分をしばっていたこと、それを共有しないひとが現われる。最初、それは非常識なひと、変なひとに思えるかもしれない。だけど、それが変だと感じることで、はじめて、自分があたりまえだと思っていたことを自覚するようになる。見えない枠が見えるようになる。

(注) 自覚する: 意識する
56) 筆者は、ひとと出会うことによってどうなると述べているか。
問題 11 次のいからにらいの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、い2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
以下は、ある将棋のプロが書いた文章である。

将棋の世界には、「不調も三年続けば実力」という言葉があります。

自分自身が「自分には実力があるが、今は調子が悪いだけだ」と考えていたとしても三年も、結果を出せなければ、それが本人の持っている実力である、という結構シビアな(注1)言葉です。

仮に、不調の原因が現在の能力、実力であれば、自分の努力や練習が足りないということなので、頑張ってスキル(注2)や能力を上げ、実力をつければいいということになります。新しい戦法を勉強するなど懸命に努力をして、基本的な力を身につけるしかありません。

しかし、どのような物事でも、今日一生懸命やったからといって、明日すぐに結果が出るということはありません。やっていることは間違っていないし、方向性も正しい。それでも成果が出ていないときこそが、「不調」ということになります。

そのようなときは、まず気分を変えることです。どうしてもモチベーション(注3)が下がりやすくなっているので、気分転換を図る(注4)。つまり、何かを変えてみればいいということになります。これは本当に何でもいいのです。

ただし、調子は悪いので、いきなり大きなことではなく、小さなことから始めるのが良いでしょう。

たとえば、今までの生活習慣を変えてみる。早起きをしてみる、新しい趣味を始めてみる。あるいは服装を変えて、気持ちを切り替える。何でも良いのですが、生活の中にメリハリ(注5)をつけて、気持ちが行き詰まらないように、落ちないようにするのです。

(注1) シビアな: 厳しい
(注2) スキル: ここでは、技術
(注3) モチベーション: やる気
(注4) 図る: ここでは、する
(注5) メリハリ: ここでは、変化
57) そそのようなときとはどのようなときか。
58) 筆者によると、 不調のときはどうすればいいか。
(2)
ナスやトマトは人間が栽培するときも、何日間か水を与えず、そのあと、たっぷりの水を与える栽培方法がとられることがあります。水を断つ(注1)のですから、その時期と期間を間違えば、植物は枯れてしまいます。でもこれは、①根の性質を考えると、納得できる理論です。

成長する芽生えは、毎日、水をたっぷりと与えられると、根をあまり発達させません。根を発達させなくても、水が十分に得られるからです。逆に、水が不足すると、植物は水を求めて根を張りめぐらせます。何日間も水が与えられないと、植物は根を強く長く張りめぐらせる(注2)のです。

根を強く長く張りめぐらせた植物に、水が与えられると、この根が水をいっせいに吸収します。

(中略)

「多くの水が一気に吸収されて、果実が大きくなると、果実が水っぽくなって、甘みや旨みが少ない果実になるのではないか」との心配があるかもわかりません。

しかし、②心配はいりません。根が水を吸収する力が強くなると、養分(注3)もよく吸収され、葉が大きく展開し、光合成(注4)が十分にできます。だから、甘みや旨みのもとになる物質も多くつくられるのです。

(注1) 断つ: ここでは、与えるのをやめる
(注2) 張りめぐらせる:広く張る
(注3) 養分: 栄養となる成分
(注4) 光合成:ここでは、植物が光を使って栄養となる成分をつくり出すこと
59) ①根の性質について、筆者の説明に合うのはどれか。
60) ②心配はいりませんとあるが、なぜか。
(3)
以下は、今の若い人について書かれた文章である。

大勢の前で意見を述べるのは誰でも緊張する。うまく伝えられるかどうかと思う不安はあるから気後れする(注1)人もいる。それは、いつの時代も変わらないと思う。ただ、私たちの場合は、うまく話せないからと尻込みする(注2)者はいたが、自分の考えを言うことを嫌がる者はあまりいなかった。というのは、仲間との議論はみんながやっていたからだろう。

私は別に議論がいいと言っているわけではない。ただ、自分が感じることや考えることを言って、友だちの意見を聞くことは、自分の考えを確かなものにしていくためには欠かせないと思うので、議論という言い方をしているだけなのである。

ところが、今は中高生に限らず若い人全体の中に、まったくと言っていいほど議論がない。違いを主張するのは相手に自分を理解してほしいと思うからで、仲のいい関係であればあるほど自然なことなのだが、それを主張しなくなっている。

以前、若い人を取材して、なぜ言わないのかと訊いた(注3)ときの返事は、「人にはそれぞ考え方があるのだから、とやかく(注4)言うことはできない」というものだった。これは、あたかも(注5)相手を尊重している「個人主義」のように聞こえるが、気のおけない(注6)はずの親しい友だちに対してもやっているのは不自然である。

本当は、「自分の言うことに反対されて傷つくのがいやだから、 相手の言うことにも反対しないわけ」で、<結局、友だちに合わせているのは、友だちのことを思っているからではない。自分がかわいいのであり、傷つきたくないからなのだ>ということだろう。

(注1) 気後れする: 消極的になる
(注2) 尻込みする: ここでは、不安になってやろうとしない
(注3) 訊く: 尋ねる
(注4) とやかく: 良いとか悪いとか
(注5) あたかも: まるで
(注6) 気のおけない: 気をつかう必要がない
61) 大勢の前で自分の意見を述べることについて、筆者たちの場合はどうだったか。
62) 今の若い人たちが議論をしない理由として、筆者の考えに合うのはどれか。
(4)
何かを決定するときに、人はその決定を裏付けるような条件を求めたくなるものです。「確実に儲かるとわかった時点で商売をしよう」「独立が成功する目算が立った(注1)時点で会社を辞めよう」というように、成功するための条件が揃ったら決断しよう、動き出そう、と考えるものです。

しかし、現実には自分が知りたいと思うことを全部知ることはできませんし、必要だと思う条件が完全に揃うことは絶対にありません。

欲しいと思っている情報や必要だと思っている条件が整わないうちに、動き始めなければならないのが決断の常なのです(注2)。

決断ができる人はそれをわきまえていて(注3)、条件が不足していることを自覚(注4)しながらきちんと決めていきます。この「条件不足を自覚しながら決断する」というのが大事なところなのです。

一方、決断のできない人に限って、条件が整わないことを言い訳にしたがる。たとえ十分な条件が揃っていても、まだあれこれと不足の条件を並べ立てようとします。

常に条件が不足する中で決断するコツの一つは目標を持つことです。

「自分が何をしたいのか」「どうなりたいのか」「どうありたいのか」というビジョン(注5)を持つのです。目標を設定し、そこに向かう方向性をいつも意識していれば、条件が不足していても決断ができるはずです。

(注1) 目算が立つ: 見通しがつく
(注2) 〜の常だ: ここでは、〜というものだ
(注3) わきまえている: わかっている
(注4) 自覚する: ここでは、 自分で認める
(注5) ビジョン: 将来のイメージ
63) それとあるが、どういうことか。
64) 筆者は決断するためには、何が必要だと述べているか。
問題 12 次のAとBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
A
かつて私は仕事が忙しく、運動が続けられずに悩んでいた。自分に合った運動方法を探しているうちに、無理やり時間を確保するよりも、日常生活の中に取り入れたほうがいいと思うようになった。現在は通勤や買い物に行くとき、車を使わずに歩いたり、エレベーターではなく階段を利用したりするようにしている。また、歩くときは、ふだんより速足で歩くようにしている。そうすれば時間が取れなくても、毎日運動ができる。体を動かすことを習慣にすることが大事だと思う。

運動には体の健康だけでなく、ストレスを解消するなど心の健康を保つ効果もある。これからもずっと無理せずに続けていきたい。

B
私は、運動を始めてもなかなか続けられなかった。そんなとき、仕事のあとで仲間と一緒にランニングを始めた。仲間と互いに成果を報告し合ったり、情報交換したりすることで、運動への関心を高めることができた。また、仕事で疲れて運動するのが面倒なときや運動するのがつらいと感じるときでも、話を聞いてもらうことで、気分転換ができた。

確かに、一人で運動するほうが自分のペースでできるので気楽だという人もいる。しかし、一人では、やる気がしないときに続けることは難しい。仲間と一緒に楽しく運動すれば、頑張ろうという意欲がわいてくる。運動は続けていくことに意味があると思う。
65) AとBは、それぞれどのように運動していると述べているか。
66) AとBが共通して大切だと述べていることは何か。
問題 13 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
人間というのは①奇妙な生き物である。自分の力を使って自分の利益になることを行い、それがうまくいけば嬉しいというのは、個体が生き残っていくために当然のことだが、自分の力を使って何かをやって、他者、とりわけ(注1)身近な他者が喜んでくれると、それがまた嬉しい。そういう生き物なのである。これもまた人間の自然であって、ほかの生き物にはあまり例がない。思えば、親が子どもを喜ばせようと、美味しいものを食べさせたり、面白いおもちゃを買いあたえたりすること自体が、この人間的な喜びよう(注2)の典型である。子どもの笑顔を見たい親たちにとって、子どもを守ることそのもの(注3)が子育ての喜びとなる。教師もまた、子どもの喜ぶ姿を見ることを教育の喜びにしている。では、子どもの方はどうなのだろうか。

子どもたちが周囲から守られて、喜びをあたえられる機会は、昔に比べて圧倒的に増えている。逆に、②何かを任されて、相手を喜ばせる機会や体験を、いまの子どもたちはどれくらい味わっているだろうか。まだ社会全体が貧しくて、子どもが一人の生活者として働かなければ家が回っていかなかった(注4)時代には、子どもたちは否応なく(注5)そうした体験を味わった。子どもが働くのが当然というなかでは、親が誉めてくれるわけでも、喜びをおもてに表してくれるわけでもないのだが、それでも子どものなかには、自分が役立っているという感覚が確実にあって、それが生活者としての子どもの自信となった。

(中略)

しかし、今日のように経済的に豊かな社会になって、生活のほとんどが貨幣でまかなわれる(注6)ようになると、子どもに頼り、子どもに任せる領域(注7)がどんどんと減ってくる。それにつれて、子どもたちは自分の力を使って役立つ機会を失い、結果として子どもは【ひたすら守られる存在】にされてきた。

「子どもを守れ」というのは当然のことである。しかしおとなたちが善意で子どもたちを【ひたすら守る】とき、それはかえって子どもたちから、相手に役立ち、相手を喜ばせて喜ぶという人間の自然を奪うことになる。

(注1) とりわけ: 特に
(注2) 喜びよう: 喜び方
(注3)そのもの: 自体
(注4) 家が回っていかない: ここでは、生活ができない
(注5) 否応なく: 嫌でも嫌でなくても(注6)まかなう: ここでは、済ませる
(注7)領域: 範囲
67) ①奇妙な生き物であるとあるが、 筆者はなぜそう考えるのか。
68) 何かを任されて、相手を喜ばせる機会や体験は、昔の子どもたちにどのような影響をあたえたか。
69) 筆者がおとなたちに言いたいことは何か。
問題14 右のページは、ある着物レンタル店のホームページに載っている案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、 1・2・3・4から一つ選びなさい。
着物レンタル はなかわ

着物レンタルのご案内


着物を着て水森市を観光しませんか。
「はなかわ」では、山林店、古寺店、森島店の三つの店で、レンタルの着物をご用意しております。

<着物レンタルの流れ>

① ご利用になりたい店に電話でご予約ください。
② ご予約の日時にご来店になり、お好きな着物にお着替えください。必要な方には無料でお手伝いいたします。
③ お支払いのあと、着物で観光をお楽しみください。
④ 各店の最終返却時間までに借りた店に戻り、当日中に着物をご返却ください(翌日返却も可能です。ご希望の方は、翌日返却について>をお読みください)。

<料金 (1名様) >
基本料金:3,500円

割引について>
・早期予約割引: 1週間前までのご予約で基本料金から300円割引します。
・学生割引: 学生の方は基本料金から200円割引します。
※早期予約割引を使う場合は、学生割引は使えません。

<お持ちになる物>
特にありません。はき物などもセットでお貸しします。

<翌日返却について>
▶ご予約時の申し込み
1,200円の翌日返却料金で、返却時間を翌日の正午までに延長できます。

▶ご来店時の申し込み、またはお出かけ後の変更
 翌日返却料金は1,500円になります。
 お出かけ後の変更の場合は、借りた日の最終返却時間までに借りた店にお電話ください。翌日返却料金は、返却の際にお支払いください。
 ※返却が翌日の正午を過ぎる場合、追加料金1,000円をいただきます。その後は、1日遅れるごとに3,000円を請求いたします。

<各店の営業 返却時間>
営業開始時間最終返却時間
山林店、古寺店9時18時30分
森島店18時

※電話番号など、 詳細はホームページ内の各店のページをご覧ください。
70) 大学生のリンさんは、2週間後の日曜日に山林店で着物をレンタルしたいと思っている。着物は当日中に返却する予定だ。今日、予約をする場合、料金はいくらになるか。
71) ローザさんは、今日、森島店で着物を借りた。今日中に返却する予定だったが、店を出たあとで翌日返却に変更したくなった。今は14時である。明日の午前中に返却する場合、どうすればいいか。

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