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Đề Thi Tiếng Nhật

JLPT Test N2 in 07/2010

問題10次の(1)から(5)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
人間の心理にはハロー(後光)効果といって、最初に受けた印象を強めていく傾向があります。例えばお会いした時に清潔な印象をうけると、その人の部屋が本当は汚かったとしても「部屋はいつもきれいに片づいているに違いない。人間関係もきっとさわやかでしょう」などと、こちらが勝手にその人のよいイメージを重ねていきます。

反対にだらしない印象を受けると、部屋の中をピカピカにしていても「家の中も汚いだろう」と悪い印象を重ねてしまうようです。
岩下宣子「実践マナー塾」2009年4月18日付日本経済新聞による)
55. 筆者はハロー効果をどのように説明しているか。
(2)
木を植えることはいいことだ。われわれは無条件にそう考えがちだ。

でも、乾燥地帯に木を植えれば、少ししかない水がホに吸い取られる。悪くすると地下水が枯れ、川の流量も減る。 よく考えてみれば当たり前のことだろう。しかし、森林の役割を重視するあまり、自然の循環を忘れた「植林神話」が世界に広がっているそうだ。
伊藤智章「窓」2008年2月20日付朝日新聞夕刊による)
56. 「植林神話」とはどのようなものか。
(3)
2010年6月28日

販売店各位
西東薬品株式会社
販売部長 南 五郎

アンケート実施についてのお願い

拝啓
いつもお世話になっております。

昨年夏に販売を開始いたしました商品「エネルギーZ」は、おかげさまで順調に売り上げを伸ばしてまいりました。来月、本製品販売1周年を迎えるにあたり、製品の使用効果、値段などについてお客様のご感想 やご希望をうかがいたくアンケートを実施することにいたしました。

つきましては、本製品をお買い上げのお客様へのアンケート用紙の配布およびご協力の呼びかけをお願いいたします。

販売店のみなさまにはご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
敬具
57. ご協力とあるが、だれが何に協力するのか。
(4)
国際宇宙ステーションは、地球から約400km離れたところを回る巨大な有人実験施設である。宇宙では、地球から運ばれる水はコップ1杯30~40万円に相当するほど高価なものとなるが、2008年に、ステーションで使用した水をリサイクルする装置が設置された。再生された水は飲料水や実験のほか、酸素を作り出すのにも使われる。いずれ装置が完全に機能すれば、地球から新たに水を運ぶことも不要になる。
58. 再生装置が完全に機能すると、国際宇宙ステーションで使われる水はどうなると述べているか。
(5)
ほめるという行為は、本来、自然な気持ちのあらわれです。「ほめる教育」におけるほめるという行為は、この点において異なります。自然な気持ちのあらわれなどではなく、ほかの狙いをもった(注)きわめて意図的な行為です。

(中略)
「ほめる教育」の場合には、ほめることそのものは本来の目的ではないのです。本来の目的は、ほめることを通して相手に影響をあたえることです。相手の心と行動に影響をあたえ、やる気を出させたり、自信をもたせたり、 伸びていくようにする。つまり、こちらが望んでいるような方向へ向かわせることがねらいなのです。
(伊藤進『ほめるな』による)

(注)きわめて:非常に
59.「ほめる教育」におけるほめる行為とはどのようなものか。
問題11次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
会話の技術は、運転技術とよく似ています。ボーッと運転をしていると、事故を起こしかねません。たとえば、数人で楽しく盛り上がっているときに、いきなり入ってきて、自分の話を始める人がいます。あれは、高速道路に加速しないで進入してくる車のようなもので、本人は気づかなくても、入った途端にクラッシュ(注1)して入るのです。

グループに加わりたいときは、まず黙って話を聞くことです。②うなずきながらエンジンを温め、他の車と速度を同じくして会話に加わると、流れにうまく乗ることができます。

そのうえで、自分の話ばかりしないように注意すること。人は誰でも、自分の話をしたがっているのですから。会話は、ボールゲームのようなものです。サッカーでもバスケットボールでも、ひとりでボールを独占していたら、次からは遊んでもらえなくなります。

みんなで話しているとき、自分がどれだけ話をしたのか、常に意識していることも必要です。特に、大勢で話しているときは、発言しない人により多くの意識を配ってください。おとなしい人は無視されがちですが、同じ場にいることに敬意を払って、その人にも(注2)話を振らないと。

つくづく思いますけれど、会話ほど、個人のレベル差が大きいものはありません。充実した会話をしたいのであれば、それなりの準備や練習は必要なのです。私は練習することで得るものは大きいと思いますよ。その中に、人生を変える出会いや幸運が(注3)潜んでいるのではないでしょうか。
(斎藤孝「できる人」の極意!による)

(注1)クラッシュする:衝突事故を起こす
(注2)話を振る:話す機会を与える
(注3)潜んでいる隠れている
60. ①会話の技術は、運転技術とよく似ていますとあるが、この文章ではどんなところが似ていると述べているか。
61. ②うなずきながらエンジンを温めとあるが、ここではどういうことか。
62. みんなで会話をしているときには、どのような注意が必要だと述べているか。
(2)
2000年から2001年にかけて、全国紙として有名な新聞が、基本の活字を少し大きなものに変えました。地方紙も同じだったと思います。高齢者人口の増加が原因でしょうが、新聞を読む人の総数の中で、(注1)老眼鏡を必要とする人の割合が増えたからです。

新聞だって「お客様は神様」でしょうから、その「神様」のニーズに沿って紙面を変えるということは、当然のことです。その案内の記事では、これまでの活字と新しい活字を比較して、いかに見やすくなったかがしめされていて、わ|かりやすく納得できるものでした。そして、各社ほとんど同じことを書いていたと思いますが、紙面の大きさは変えな|いわけだから、「文字が大きくなった分、文字数を減らさねばなりません。そこで、記事は(注2)要点をおさえ簡略化して(注3)適切化をはかる」というような説明になっていました。なるほどと思う一方、①これまではそうでなかったのかなとも思いました。

大きな活字の本も出まわるようになってきました。とくに辞書は同じ内容で同じデザインで大きな(注4)版のものが出て、老眼鏡なしでも利用できるとありがたがられています。ただサイズが大きくなった分、大きく重いという欠点もありますが、その快適さに換えられないという人には②問題になりません
(光野有次『みんなでつくるバリアフリー』による)

(注1)老眼鏡:年をとって近くが見えにくくなった人のための眼鏡
(注2)要点をおさえる:要点をつかむ
(注3)適切化をはかる:適切になるようにする
(注4)版:ここでは、サイズ
63. 新聞の文字が大きくなった理由は何か。
64. ①これまではそうでなかったとは、どういう意味か。
65. ②問題になりませんとあるが、何が問題にならないのか。
(3)
転職を考えることがときどきある。とはいっても、①それほど本気ではない。ただ、もし別の仕事を選んでいたら、自分はどんな人生だったのかを想像してしまう。想像するだけでもけっこう楽しい。いまの仕事に大きな不満はないが、そうかといって格別面白いというわけでもない。もしこの仕事をしてみたら、自分はもっと充実するのかも、とついつい考えてしまうのだ。

まあ、隣の芝生はよく見えると言われてしまえばそれまでだが、自分にピッタリの洋服がなかなかないように、(注1)誰しも自分だけの仕事を探しているのだろう。洋服は試着できるが、仕事に関しては、試しにちょっと、というわけにはいかない。もっとも多少働いたとしても、仕事の本質はわからないだろうが。

昔に比べれば、われわれの職業選択の幅ははるかに拡がっている。だけど、これが②自分の仕事だと (注2)胸を張って言える人は意外と少ないのではないだろうか。

才能があれば、と思う人がいるかもしれない。子供の頃に憧れていた野球選手とか、大学時代に憧れた映画監督になっていたら、たしかに楽しいだろう。でも、現在、私が思うのは、そんな憧れの世界ではない。たとえ平凡な才能でも、自分にピッタリの仕事を探せればよいと思っている。誰しも、自由な職業選択における自分だけの(注3)“必然”を求めているのではないだろうか。
(梅崎修『マンガに教わる仕事学』による)

(注1)誰しも:誰でも
(注2)胸を張って:自信を持って
(注3)必然:そうなって当然のこと
66. ①それほど本気ではない理由として、本文から考えられることはどれか。
67. ②自分の仕事とはどのような仕事か。
68. この文章で筆者が言いたいことは何か。
問題12 次AとBはそれぞれ、ノートやメモのとり方について書かれた文章である。二つの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・ 2・ 3・ 4から一つ選びなさい。
A
社内にばかりいると、ビジネスマンとして(注1)人脈も広がらない。そこで、セミナーや勉強会、講演会などに出かけて自己を磨いている人も多いはずだ。しかし意外と、あまりメモもとらず、「聞きっぱなし」という人も多いのではないだろうか。

話を聞いているときは「なるほどなあ」と思っていても、それを的確にメモしてなければ、あとになって「あの話は何だ「ったっけ」ということになる。人間は忘れやすい動物なのだ。

では、こういうときのメモはどうすればいいか?

基本的なことは、話の内容をいちいちすべてメモしまい、ということである。(注2)漫然と聞いて、話したことをすべてメモしていたら、(注3)核心が見えなくなる。そこで、自分の仕事やライフスタイルに関係すること、本当に興味のあることしかメモしないのである。
(坂戸健司『メモの技術』による)


B
昔、ある大学者が、尋ねてきた(注4)同郷の後輩の大学生に、一字一句教授のことばをノートにとるのは(注5)愚だと訓えた。いまどきの大学で、ノートをとっている学生はいないけれども、戦前の講義といえば、一字一句ノートするのは常識であった。教授も、筆記に(注6)便なように、一句一句、ゆっくり話したものだ。

その大学者はそういう時代に、全部ノートするのは結局頭によく入らないという点に気付いていたらしい。大事な数字のほかは、ごく要点だけをノートに記入する。その方がずっとよく印象に残るというのである。

字を書いていると、そちらに気をとられて、(注7)内容がおるすになりやすい。
(外出滋比古『思考の生理学』による)

(注1)人脈:人のつながり
(注2)漫然と:あまり注意しないで、なんとなく
(注3)核心:一番大切な部分
(注4)同郷の:同じ出身地の
(注6)便なように:便利なように
(注5)愚だ:ばかだ
(注7)内容がおるすになりやすい:内容に注意が向かなくなりやすい
69. Aは、なぜメモをとることを勧めているのか。
70. AとBで共通して述べられていることは何か。
問題13次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
下の文章は、ある人物が自分の人生に影響を与えた言葉について説明したものである。

( 1 )
この言葉は私のオリジナルです。この考え方にたどり着いたのは38歳のときですが、その頃から努力することにたいして抵抗感がなくなり、とても生きやすくなりました。

私たちはなぜか、中学、高校生の頃に「努力する姿」を人に見せることをやめてしまいます。試験前の(注1)ガリ勉や運動会前の徒競走の(注2)猛練習などが、人に知られると気恥ずかしくなってしまうのです。

その心境は複雑です。まず結果が出なかったとき「あいつ、あれだけやってダメだった」とバカにされるのを恐れます。結果が出ても「あれだけ準備すれば当然だ」と評価が下がるのを恐れます。他者の評価を気にし始めると、いずれにせよ努力を(注3)隠すに越したことはないわけです。

それは社会人になっても同じです。得意技について「よほど努力しているのでしょうね」と褒められても、「たいしたことはしていません」と②自分の努力をわざわざ否定してしまったりするわけです。

しかし、この「謙遜して努力を隠す対応」はとても危険です。なぜなら、努力しなくていいことへの言い訳になる一方で、努力を「かっこう悪い」とする無意識の(注4)バリアになりかねないためです。

もちろん、努力すれば、すべてがなんとかなるわけではありませんが、努力なしでは何も始まりません。そのためには「努力」という言葉を生活に積極的に取り入れ、そのプロセスを楽しむ仕組みをつくらなければなりません。

そして、努力を客観視するための測定方法が「時間」なのです。

努力をする、しないはあくまで主観ですが、その分量を時間換算する仕組みを取り入れれば、自分がどこまで努力をしたのか、わかりやすく管理できるようになり、(注5)堂々と「○○については何年間やってきた」と言えます。

例えば、私はよく「文章を書くのが速い」と言われますが、その場合にこう返すのです。「大学卒業から16年間、独立するまで、文章で(注6)顧客にリポートを作る仕事でしたから速くないと困ります」と。

努力を時間で測定すれば、時間が有限だからこそ、何を努力するのか自分で考え、決めなければいけません。そうすれば、結果はあとからついてくる、という気持ちになれる魔法の言葉なのです。
(勝間和代「勝間和代の人生を変えるコトバ」2009年4月11日付朝日新聞による)

(注1)ガリ勉:成績を上げるために勉強ばかりする様子
(注2)猛練習:一生懸命練習すること
(注3)隠すに越したことはない:隠したほうがいい
(注4)バリア:障害となるもの
(注5)堂々と:自信のある様子で
(注6)顧客:大切な客
71. (1)には、筆者の人生に影響を与えた言葉が入る。それはどれか。
72. ②自分の努力をわざわざ否定してしまったりするのはなぜだと筆者は述べているか。
73. 筆者は「努力」についてどのように述べているか。
問題14下のページは、河山市で開かれる市民セミナーの案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
2010年度 河山市市民セミナーIII 「ビジネス場面での効果的なコミュニケーション法」 参加者募集のお知らせ

仕事をスムーズ進めるためには、コミュニケーションをうまくとることが重要です。このセミナーでは相手に自分の考えを効果的に伝えるためのコミュニケーション法を学びます。
昨年度も同じテーマでセミナーを開催し、多くの方が参加されました。

講師鈴木花子(心理カウンセラー『社会人のコミュニケーション』秋川出版著者)
対象河山市在住・在勤の18歳以上の社会人(河山市職員を除きます。)
受講料無料
定員20名応募者多数の場合は抽選になります。結果ははがきでお知らせします。
日程平成22年10月1日~10月29日毎週金曜日全5回19:00~20:30
会場河山市市民センター第一会議室(河山市上町3-5-2)
申し込み方法
1~3のいずらかの方法で
お申し込みください。
①市役所市民課窓口受付時間:水曜日を除く9:00~17:00

②はがき
・「市民セミナーIII参加希望」と明記の上、住所、氏名、年齢、電話番号を記入して申し込み締め切り日必着で、下記までお送りください。
・はがき1枚につき1名のみ受付可能です。

〒432-0001
河山市本町1-1-1河山市役所市民課市民セミナー係

③市役所ホームページ(http://www.city,kawayama.lg.jp/)
・市民セミナーのページからお申し込みください。
・毎日午前2:00~5:00はホームページの点検作業のため申し込めません。
申し込み締め切り平成22年9月17日(金)


昨年度セミナー受講者の声
● 講師の指導が具体的でわかりやすかった。
● コミュニケーションの具体的な取り方の例を聞くことができて大変有意義だった。
● 自分の話し方が客観的にわかり、今まで気がつかなかった自分の癖を意識するようになった。
74. この市民セミナーを受講できるのは次のうちのだれか。
75. このセミナーの申し込みについて、正しいものはどれか。

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