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Đề Thi Tiếng Nhật

JLPT Test N1 in 12/2012

問題8 次の(1)~(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよ いものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(1)
ファッションなど、流行は模倣を前提にしている。真似られなければ、フ ァッションなど成立しない。ミニスカートをデザインしたとしても、特定のデ ザイナーのものだけが売れるのでは、流行にはならない。多くの者が模倣して はじめて流行は成立するため、ファッションなどには、模倣を誘発させようと する意図が最初から織り込みずみだ。
(浜野保樹『模倣される日本――映画、アニメから料理、ファッションまで』 による)
46. 流行について、筆者はどのように考えているか
(2)
以下は、ある会社で回覧された文書である。
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47. 業務のために携帯電話を使用している人はどうしなければならないか
(3)
情報化、グローバル化と言われ、視野を広げるべき時代に、実は極めて限られ た世界、社会でしか情報や価値観を得られていない人が増えているように思え ます。インターネットは世界中どこにでもつながりますが、自分で意識しないと、限られた価値観の情報だけが集まり、さらに深く入り込む。世界観を広げるインターネットが、逆に世界観や価値観を狭めてしまう、視野狭窄(注)に陥らせる道具となってしまうのです。
(伊藤真『会社コンプライアンス――内部統制の条件』による)

(注) 視野狭窄(きょうさく) :見える範囲が狭くなること
48. この文章で、筆者はインターネットをどのようにとらえているか。
(4)
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(注1) 押しやる:押してどける
(注2) 自己チュー:自己中心のこと。自分のことしか考えないこと
49. 筆者の考えを最もよく表しているのはどれか。
問題9 次の(1)~(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいもの を、1、2、3、4から一つ選びなさい。
(1)
私は、「どうしたらわかりやすく伝えられるか」ということを常に考えていま す。
その一方で、「話を単純化しすぎてはいけない」ということも胆に銘じ(注1) ています。
この兹ね合いが、結構難しいのです。扱うテーマに関して勉強を積み重ね、知識が増えるほど、難しくなります。

生半可(注2) にしか知らないときのほうが、簡単にざっくり(注3) 単純化できたりします。でも、そのために結果として、全体像が見えずに歪んだ像を示したり、事実とニュアンスが違ってきてしまったりすることにもつながります。これはとても①怖いことです。
それを防ぐには、どうしたらいいか。(中略)

まず、調べたいことを勉強して、誰かに話してみます。簡単に話ができたら、要注意。学部生レベルである可能性が高いからです。そこで満足せずに、さらに深い勉強をしてみましょう。すると、あら不思議。急に話が難しくなります。これが大学院生レベルです。いわば②「わかりやすい説明」に至るスランプのようなものです。

そこで挫折せず、さらに勉強を深め、「この話のキモ(注4) は何なのか」を考え抜きましょう。すると、ある日突然、自分でも驚くほど、わかりやすい説明ができていることに気づくはずです。あなたは、その分野で、晴れて「指導教授」の立場まで成長したのです。学部生レベルの人の説明の間違いを訂正してあげることもできるようになったことでしょう。
最初の単純化で満足せず、さらに高みを目指すとスランプに陥る。そこを突破すると、「わかりやすい説明」が可能になる。このプロセスが、キモなのです。
(池上彰『<わかりやすさ>の勉強法』による)

(注1) 胆(きも) に銘(めい) じる:決して忘れないようにする
(注2) 生半可:中途半端
(注3) ざっくり:大まかに、粗く
(注4) キモ:最も大事なところ
50.  ①怖いこととは何か
51.  ②「わかりやすい説明」に至るスランプとあるが、どのような状態か。
52. 筆者は、スランプを突破するにはどうすればいいと述べているか
(2)
児童文学の多くは、子どもの視点で書かれています。もちろん作者は大人なのですが、子どもの考え方や、子どもの目の高さから見える風景を描いています。当然のことながら大人が読む場合、そこにどうしても①視点のズレが生じます
けれど大人はみな、昔、子どもでした。子どもを卒業して大人になったと思っているのが、子どもだった自分を抱えたまま大人になったと思っているのかは人それぞれでしょうが、尐なくとも、だれもが子ども時代を過ごしてきています。大人の視点で読みながら、子どもの頃の視点を思い出すことは可能です。自分の中の子どもに寄り添って、一緒に読むとでも言えばいいでしょうか。
子ども時代に読んだ本を再読すると、同じ場面なのに、子どもの頃の自分と今の自分とでは、感じ方や受け取り方がちがうのに気づくことがあります。それは今の自分が、自分の心の中にいる子どもと向かいあう一瞬です。そうした機会に、今の子どもたちへのまなざしを新たにすることもあるでしょう。たとえば、「近頃(ちかごろ) の子どもにはこまったものだ」と文句を言っていたけれど、子どもの頃の自分はどうだったのか?と問い直す。大人であることにあぐらをかいていた(注) 自分を省みる。そんなことが起こるかもしれません。
どうぞ、「子どもの本」を開いてみてください
(ひこ•田中『大人のための児童文学講座』による)

(注) あぐらをかいていた:ここでは、何の疑問も感じずにいた
53. ①視点のズレが生じますとあるが、なぜそうなるのか。
54.筆者によると、視点のズレを解消するためにできることは何か。
55. ②どうぞ、「子どもの本」を開いてみてくださいとあるが、筆者はなぜそのように述べていると考えられるか。
(3)
ファースト•フードが世界中にひろがったのは、文化や人間の集合状態に変化 が起こっていたからである。家族はこれまでほど安定したものではなくなったし、私的な生活、労働や遊びのパターンも個人的かつ多様になっていたのである。人間の接触が煩わしいものに感じる傾向も増大した。食事がもつ楽しみは感覚と社交の至上の快楽ではなくなった。それは他の行為のあいまに挿入されるものとなることが多かったし、それと平行して人間は食事を簡便に済ませることを望んだことも考慮すべきであろう。
(中略)
もちろん都市の食文化にとってファースト•フードが占める位置は、コンビニが買い物行動にたいして占める位置と同様、全面的ではない。しかし多種多様なレストランがいたるところに叢生(そうせい) (注1)してくるなかに、ひとつの均質化する力として割り込み、かつローカルな都市を世界的な規模にまでひろがった同一の網目に組み込むことは、無視できない力の兆候的現象なのである。
おそらくこうしたファースト•フードの経験は、意識されていることがら以上に、ほとんど意識されない感覚的な影響の方が大きいだろう。かつての食の内容からみると、貧困としかいいようのないメニューに慣れること、あえて社会的関係を破壊しようとしないでも、人びとはファースト•フードの利用によって、いつのまにか都市の遊民(注2)になっていくこと、そしてこの食形式の共有によってわれわれは奇妙なかたちで、われわれ自身をいつのまにか世界化していること、などである。
(多木浩二『都市の政治学』による)

(注1)叢生(そうせい) する:ここでは、多くできる
(注2)遊民:ここでは、社会的関係をもたない人
56. 筆者によると、ファースト•フードがひろまった理由は何か
57. 兆候的現象とあるが、それはどのような現象か。
58. ファースト•フードのひろがりが人びとに与える影響を、筆者はどのように考 えているか
問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、 3、4から一つ選びなさい。
まず、教育とは何か、ということから考えてみよう。さしあたってぼくは、教育とは、子どもを「社会の成員(大人)としてふさわしい存在」へと育て上げていくこと、と定義してみたい。
どんな時代、どんな社会の人びとでも、子どもを大人に育て上げなくてはならなかった。そのさいには、①社会の成員として「ふさわしい」あり方が何かしら想定されていて、それが教育の営みを導いていたはずだ。

その「ふさわしさ」は、大きく二つに分けられるだろう。一つは、働いて食べていけるために必要な能力、つまり農民なら農民としての、漁民ならば漁民としての、技能や知識。もう一つは、他の人びとのあいだでふさわしいふるまいができること――基本的なルールを守り、他の人びとと協力する態勢をとれること、自分に与えられた役割を果たし、その責任をとれること等々、つまり、他者との関係能力である。

では、現代社会においては、どういうことが「大人としてふさわしい」のだろうか?教育理念を構築するとは、このことをあらためて考え、かつ共有しようとすることに他ならない。だが、この「共有」ということはなかなかむずかしい。そこには、社会のあり方と人間の生き方をどのようなものとして思い描くか、つまりは、異なった社会観•人間観がさまざまに入り込み、衝突してくるからだ。

たとえば、ぼくが最初にあげた「教育とは、子どもを社会の成員としてふさわしい存在にすることだ」という定義に対しても、②反発を覚える人がいるだろう。「それは、社会的期待に子供を添わせようとするよくない発想だ。教育とはむしろ、子供の主体的な判断力を育てるものだ」というわけである。
この意見はしかし、「社会の秩序にただ従うだけでなく、主体的な判断のもとにみずからの人生をつくりあげ、社会のあり方をも批判的に検討する人間こそが社会の成員としてふさわしい」という近代的な人間観にもとづいている。これもまた、社会の側が子どもたちに寄せる「期待」の一種だと言わざるをえない。そして子供を放置すれば主体的•批判的な人間になるはずもないから、そのように「育て上げ」ようとしなくてはならない。

いずれにせよ、教育というものは、社会(大人)の側が子供に寄せる期待、もっと強い言い方をすれば、ある種の強制から自由ではない、とぼくは考える。重要なことは、「この社会の一員、つまり大人として生きていくうえで何が必要な条件なのか」ということをきちんと見定め共有したうえでの強制であるかどうか、という点なのだ。
(苅谷剛彦•西研『考えあう技術――教育と社会を哲学する」による)
59. ①社会の成員として「ふさわしい」あり方とはどのようなものか。
60. 教育理念を「共有」することがむずかしいのはなぜか。
61. ②反発を覚える人の意見について、筆者はどのように考えているか
62. 教育について、筆者の考えを表しているのはどれか
問題11 AとBの両方を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1、2、3、4からひとつ選びなさい。
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(注1)大辞林:国語辞典の名前 (注2)第一義の:ここでは、一番目に書いてある (注3)カスタマイズする:ここでは、自分に都合のいい使い方ができるようにする (注4)デイクショナリー:辞書
63. 電子辞書の長所について、A とB が共通して述べていることは何か。
64. 印刷された辞書について、A とB はどのように述べているか。
問題12 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
皆さんは、今朝起きてからいままでに、どんな広告を見たか覚えていますか。
「広告はほとんどなかったと思うけど……」。いやいや、そんなことはありません。現在の時間が、朝会社に着いたばかりだったとしても、短い時間のうちにものすごい量の広告に触れているはずです。テレビCM で、新聞で、電車の中で、街中で……。何十、何百という数が、目の前を通り過ぎたことでしょう。
そのなかで、ぱっと思い出せるものはありますか。そう言われてみると、ほとんどといっていいくらい、記憶に残っていないのではないでしょうか。(中略)
「広告なんて誰も見ていない」
これは、僕が会社に入って間もない頃に実感したことです。会議で難しい用語が飛び交い、商品のアピールポイントや表現の話は白熱しているのですが、①もっと根本的なことにはなかなか触れられずにいる。目の前の仕事に深く入り込んでしまうと、「果たして、広告とは関心をもってもらえるものなのか」という、ぐっと引いた視線で見ることを忘れがちになってしまうのです。こうした大前提が見えないままに作られている広告が、非常に多いのではないでしょうか。
広告を発信する側としては、伝えたいことはたくさんあって、一般の人たちも当然注目してくれるものと思い込みがちです。ところが、受け手側というのは、発信者側のそんな思いなど、ほとんど意に介し(注1)ていません。なぜなら、日常生活のなかでは、自分の身の回りの出来事や問題で精一杯になっているからです。人は自分の心にバリア(注2)を張っていて、無意識のうちに外部情報を遮断しています。ですから、伝えたい情報を相当きちんと整理したうえで、筋道を立てて戦略的に伝えることを考えないと、受け手の心のバリアを破って入り込むことなどできないのです。
「振り向かせるためには、刺激的なものにすればいいんじゃないの?」
こういう意見もあるでしょう。でも、単に刺激的なだけでは、一瞬目を引くだけで終わってしまう。心の奥までは浸透していかないのです。たとえるなら、子どもが隠れていた物陰から出てきて、「わっ!」と驚かせるようなもの。驚かされた方は、怒ったり相手にしなかったりするかもしれません。相手の理解を得たり興味を引いたりしないと、本当に心を捉えたことにはならないのです。だから、まず何が言いたいのかという主旨をはっきりさせ、そのうえでどんなトーンで伝えるのかという工夫をすることが大切です。
(佐藤可士和『加藤可士和の超整理術』による)

(注1)意に介する:気にする
(注2)バリア:ここでは、壁
65. ①もっと根本的なこととあるが、どのようなことか。
66. 筆者は、広告の受け手をどのようにとらえているか。
67. 筆者は②こういう意見に対してどのように考えているか
68. 広告の発信者に対して、筆者が言いたいことは何か。
問題13 右のページは、「東西劇場 友の会」の案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1、2、3、4から一つ選びなさい。
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69. サラさんは大学の芸術学部の学生で演劇を勉強している。サラさんが「東西劇場 友の会」の会員になったら、次のどのサービスを受けることができるか。
70. 会社員のユアンさんは「東西劇場 友の会」に入会したいと思っている。入会費と年会費の支払いはどのようにするか

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